催眠にかかりやすいかどうかの個人差と恋愛への応用
どーも!
ナニワの恋愛探偵・服部です!
今日のテーマは催眠のかかりやすさの個人差とその応用の仕方やで。
被暗示性とは何か
催眠術ってのは誰にでもかけれるってモンじゃありません。
それは、かかりやすい・かかりにくいっていう個人差があるから。
この違いを、催眠術師はよく『被暗示性』っていう言葉で説明します。
被暗示性が高い人には催眠術がかけやすくて、そうじゃなかったらかけられへん。
要は、生まれつきかかりにくい人に催眠はかけられへんって言い分や。
実は暗示は誰にでも入る
そうは言うけど、オレの考え方としてはコレはただの“逃げ”でしかない。
「今から催眠術をかけます」
催眠術のショーで、こんな感じで催眠をかけようとしたんやけど、かからんかったら…。
ゾッとする状況やけど、これを打開するには、『被暗示性』の話でもして別のかかりやすい人を探す方がショーも盛り上がるし、何より催眠術師としてもやりやすいねん!
じゃぁ、オレがこの説明が“逃げ”やって言う根拠を例を挙げて説明するで。
「満員の東京ドームの真ん中で自己紹介してください」
普段から人前で話すような仕事をしてる人でもなければ、10人いてたら10人が緊張してしまうんとちゃうかな?
緊張してしまう理由は、
たくさんの人に見られてる
失敗したら恥ずかしい
って頭の中で考えてしまうから。
同じ東京ドームの真ん中でも、壁に囲まれた密室空間を作って、外の様子がわかれへん状態やったら。
目隠しで連れてこられて、何も聞かされてなかったら緊張なんかせぇへん。
つまり、この緊張っていう現象だって『頭の中で考えたことが体に現れる』っていう意味では、暗示の一種やと言えるんや。
ってことは、10人おったら10人に暗示が入るって言い換えても間違いではない。
ここまで話してみたら、あら不思議!
「被暗示性」の話と食い違いが出てきたのがわかってもらえると思う。
「被暗示性」の正体
催眠術師の皆さんのおっしゃる通り、催眠術にかかりやすいかどうかっていう部分に個人差があるのは間違いない。
けど、それはあくまでも、
「今から催眠術をかけます」
って言って、典型的な催眠術をかけようとした場合の話や。
つまり、「被暗示性」が高い人って言うのは、素直に人の話を聞いて、その内容を素早く、リアルにイメージできる想像力を持った頭の回転の速い人やと言い換えて差支えあれへん。
被暗示性が低い人に暗示を通すときのやり方
ちなみにターゲットが「被暗示性」の低い女性やったとしても、催眠ショーじゃないなら暗示の入れ方はいくらでもあるで。
例えば、相手の手をグーにしたまま固めたいとします。
「ちょっと手をグーに握ってみて。」
「思いっきり内側に力を入れて!」
「あと5秒間そのまんま!」
「実はコレ、昔、大学で人体力学を研究してる教授から聞いた研究内容やねん」
「人間の体って不思議なもので、こうやって長時間、力をかけるとその状態を記憶してしまって、一時的に手の開くときの力の入れ方がわからなくなっちゃうんやって」
「ほら、開こうとしても絶対に開けへん!」
「開こうとすればするほど、どんどん内側に力が入ってしまう」
やってることは催眠術で言うところの観念運動です。
体の構造上、催眠とかまったく関係なく、“余計な力さえかけなければ、そうなんが普通”っていう動きをさせといて、催眠術にかかってるからそうなっちゃったっていう理由付けをするアレやね。
催眠の初期段階で相手に
「催眠術ってホンマにあるんや」
って信じてもらうためのパフォーマンスみたいなもんや。
上で紹介した暗示は、その理由付けを催眠術やなくて、ストレートに体の構造上そうなることを説明して固めてしまうっちゅうやり方。
理屈は理解できてても、どんな理由付けをしてあげたら“余計な力をかけへん”かっていうのはその人次第。
「医療の現場で発見されたんやけど…」
「悪魔の力が働いて…」
「オレの超能力で…」
「周りにいる動物霊がイタズラして…」
「神の力が働いて…」
結局、相手が何を信じたいのかってところとその理由付けがピッタリ合ったとき、その暗示は受け入れられるってことなんです。
つまり、催眠術にかかりやすい人っていうんは、「催眠術で…」って理由付けで暗示が通る人。
催眠術の効果を信じてたり、催眠術に興味がある、できることならかかってみたい、面白そうっ!って潜在的に思ってる人やからこそ催眠にかかるっちゅうわけなんや。
オレらがやらなあかんのは、“その人が何を信じたいのか”って部分をしっかり観察して見極めること。
もしも、催眠ショーをするんやったら「催眠の力で…」って暗示を受け入れてくれる人を見つけ出すことが何より大切や。
これが通らん人を被験者としてステージに上げてしもたら、拍手はもらわれへんし、そもそもショーとして成立せぇへん。
ただし、ここまで言っといてなんやけど、今回は別に催眠ショーをしたいワケやない。笑
ってことは、暗示を受け入れてもらえるんやったら、正直その理由付けなんか何でもいいってことなんやから、ありがたい話やな!
この話を恋愛にどう生かすのか
ここまでをまとめると、人に暗示を通すために必要なんは、“その相手は何を信じたいのか”を観察して見極めること。
あとは、それをどう恋愛に生かすのかって話が重要やな。
恋愛感情ってのはセックスの延長線上にあるって話をしたんは覚えてくれてるかな?
今回の話と合わせて、この考え方は目当ての女の子から1人の男性として好かれるためにめっちゃ大事になってきます。
何を想像してもらうのか
まずは、女の子に想像してもらいたい内容や。
性的な話の延長に恋愛がある以上、『性的な興奮』を感じてもらうのは必須。
「なんか、この人と喋ってたらドキドキして濡れてまうわ…」
これは言い過ぎやけど、もしここまで考えさせれたら…。
その先の展開はこっちの思い通りやで!
どうやって想像してもらうのか
今回の肝はこの部分!
どんな会話が妄想のキッカケになるんかは、その女の子次第。
だから、見極めることが大切なんや。
この子はどんなことに性的な興奮を覚えるんやろか。
どんな話をしてるときにムラムラ、ドキドキするんかな。
話をする中で、これを探っていくんが催眠術師としての視点やと言えるで。
もしかしたら【言葉の内容】やのうて、行動が鍵になってるかも知れん。
男が唇をペロっと舐めるしぐさにゾクっとする
グラスを持ったときに浮き出た腕の筋肉に興奮する
彼女の表情を注意深く見てたらスイッチが入った瞬間、明らかな変化が現れるで!
その変化を見逃さず、見つけた鍵はしっかり覚えておくことや。
見つけた鍵の使い方
最後に、苦労して見つけた彼女の興奮の鍵の効果的な使い方を説明するで。
意識するんは『少しずつ』の考え方や。
段階を踏んで、丁寧に進めていくことが大切やで。
催眠を例にしたら、いきなり「幻覚が見える」みたいな深い催眠が入ることなんかめったにない。
だから、催眠ショーでも、現象が起こりやすい催眠から順にかけていって、その人の催眠状態を深めていくような構成になってることがほとんどなんや。
はじめに観念運動で、自然と指先が動いてしまう。
次に、手が固まって開けへん。
伸ばした腕が曲げられへん。
全身がガチガチに固まる。
その状況がおもろくて、笑いが止まらんようになってまう。
ペットボトルが好きになる。
そのペットボトルを持ってるおれの手も好きになる。
オレのことも好きになってまう。
ここまで暗示が通ってはじめて、
「ほら、憧れの芸能人があなたの目の前に立ってますよ!」
ってやるから、幻覚を見てくれる子も出てくるって流れです。
恋愛だってまったく一緒。
誰かに見せて拍手をもらうためのショーじゃない。
だからこそ、より丁寧に、ひとつひとつ段階を踏んで結果を求めることが大切です。
あなたが見つけた「彼女の興奮の鍵」は、男女意識を忘れさせへんためのもの。
楽しい空気の中で、チャンスを広げ、少しずつ鍵を使って心を動かすんや。
「元カレとは相性は良かったん?」
「え?笑」
「なにエッチな顔してんねん!笑 そっちじゃなくて」
「してへんし!笑」
「でもまぁ大事なことやよな 笑」
「うん、相性大事!笑」
「やっぱり体の相性ってあると思う?」
「絶対ある!!」
「相性、悪いなって人がいてたみたいな言い方やん」
「いや、元カレが…」
「良くなかった?笑」
「…うん」
「あいつ、頑張ってたのになぁ」
「知らん人やん!笑」
こんなやりとりのあとならば、
「じゃ、体の相性を確かめに行くで」
とストレートにホテルに誘っても乗ってくることだって少なくありません。
空気を作って、流れに乗せる。
これこそが催眠恋愛の極意やで!
あとがき
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
いろいろあって、前回の更新からかなり時間が空いてしまいました。
その間にもコメントをくださったり、チラチラと見てくれてる方がいらっしゃったからこそ、こうやって記事を書き上げることができました!
また、少しずつでも更新していこうと思ってるんで、良かったら感想とかコメントに書いて下さいね!
オレのモチベーションがめっちゃ上がるんで…笑
今後とも、こんな感じのオレやけど応援のほど、よろしくお願いします!
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